上手な骨董品の売り方

5倍高く売るには

ここに絵巻物が有ります。売却を検討中のあなたは骨董屋、中国美術商、古書店、リサイクル店、古本店・・・どの業者を選びますか?  正しい選択は古書店です。査定額に10倍以上の差が出ると思います。一見、中国の巻物に見えますが実は、江戸中期に日本で作られた「二十四孝」です。もし、これが中国の古い時代の物なら断然、大手のオークション会場です。間違いなく30~50倍の高値で売れるでしょう。 これは紛れもない事実で古書や古典籍、古美術の世界ではよく有る事で決して珍しい事では有りません。

【せどり】

「せどり」と言うのはリサイクル店や古本店で安く売ってる商品を買い、他の古書店や骨董店に持って行き「利ざや」を稼ぐことです。要するに、 専門分野でない店に持ち込むと折角の骨董品が「せどり」の対象になるのです。また、扱いに慣れていない所に持ち込んで高額な買取りを期待すること自体、所詮無理な話なのです。

【適材適所】

品物によっては私達骨董店への売却よりも大手オークション会場に出品した方が断然有利な場合も多いです。逆に、古書店や骨董屋よりも街のリサイクル店、古本店、ネットオークションの方が適してる場合も中には有ります。
にし古典館では、骨董品や古書、古典籍の鑑定買取りをはじめ、査定などのご相談は全て無料です。

骨董品の売却を検討の際、店構えや店主の身なりホームページの豪華さなどはさほど参考になりません。
「他店よりも高価で買います・・・」相場よりも高く買ってばかりいては商売は成り立ちません。宣伝文句を鵜呑みにばかりには出来ません。「利益が出る範囲内でなるべく高く買う」を実行する事により店の利益も生まれ財務が強化されます。資金に余裕があると、いつでも「利益が出る範囲内でなるべく高く買う」事が出来ます。端的にいうと、お金が無ければ「高価で買います」と宣伝はしても買えないのです。このように骨董商は見た目や店主の身なり、外見ではなく店に資金力が有るか、どうかは非常に大切です。堅実な業者は決して派手な事はせず使い古しの車で普通の身なりで、毎日たくさんの品の買取りをしています。実際にその様な業者をたくさん知っています。かと言って、資金力が有るか、ないか等短い時間で分かるはずが有りません。ではどうすればよいか次の二つの事を注意しながら観察してみてください。

【買取りに積極的か】

会話を通じて「査定を依頼した品」を買いたい、売って欲しい・・十分に伝わってくるか。その品が欲しければ業者は値段交渉に前向きになります。売却予定の品を欲しがってる業者を探し交渉する。

【専門分野であるか】

もう一つは貴方が査定依頼した品に対して専門分野であるか、そうではないかを見抜くことです。陶器が専門のところに書画を持ち込んで高額な買取りを期待すすること自体が無理な話です。

賢い売り方は、前にも述べたように店構えや店主の身なり、乗ってる車等は殆ど、参考になりません。なるべくなら電話ではなく直接店に行き店主の説明を聞き、買う意欲が強く有るか、専門分野であるかを、感じ取ったら謙虚に値段交渉をする。ただただ「高く買ってくれ」ではなく依頼品に対してあなたなりの裏付けも必要です。究極は「このお客さんは骨董品になかなか詳しいな」と思わせることです。

骨董品にはホコリや汚れシミまた、部品の欠落等がよくみられます。
一般的には、ほこりを軽くはたく程度にし、手を加えてはいけません。余計に悪くする場合が多いです。
又、作品そのものに手を加えるのは絶対に禁物です。作者以外の人が作品に手を加えたらその時点でその作品は作者の作品ではなく、手を加えた貴方の作品になります。当然、評価は著しく落ちゼロ評価になる場合も有ります。

賢い売り方

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