庵原三山
山梨鶴山、 神戸麗山、 柴田泰山
三人は江戸時代後期~明治期の清水区庵原の絵師で京都岸派岸狗の流れをくむ岸岱に師事した岸派の絵師です。
山梨鶴山
鶴山は、清水区大内の山の中腹にある大内観音霊山寺の本堂天井絵の天女の絵を描いています。鎌倉時代から続く庵原の山梨家の山梨稲川は鶴山のおじに当たります。裕福な家系で絵を売る必要がなかった為に残された作品は非常に少なく鶴の絵や唐画も描いています。
神戸麗山
麗山は墨絵による龍虎寿老や富士山、白糸の滝の絵などを描いています
鶴山と麗山の作品は少なく、市場でも手にする機会は少ないです。
柴田泰山
柴田泰山は京都岸派の岸岱に師事しながら鶴山の元でも修業し明治初期の駿府を代表した絵師で鶴、花鳥画、富士山など得意とし多数の作品を残しています。