【利益が出る範囲内で高く買う】

骨董品の売却を検討の際、店構えや店主の身なりホームページの豪華さなどは、さほど参考になりません。
「他店よりも高価で買います・・・」相場よりも高く買ってばかりいては商売は成り立ちません。宣伝文句を鵜呑みにばかりには出来ません。「利益が出る範囲内でなるべく高く買う」を実行する事により店の利益も生まれ財務が強化されます。資金に余裕があると、いつでも「利益が出る範囲内でなるべく高く買う」事が出来ます。端的にいうと、お金に余裕が無ければ「高価で買います」と宣伝はしても買えないのです。このように骨董商は見た目や店主の身なり、外見ではなく店に資金力が有るか、どうかは非常に大切です。堅実な業者は決して派手な事はせず使い古しの車で普通の身なりで、毎日たくさんの品の買取りをしています。実際にその様な業者をたくさん知っています。かと言って、資金力が有るか、ないか等短い時間で分かるはずが有りません。ではどうすればよいか次の二つの事を注意しながら観察してみてください。

買い取り

【欲しがってる店に】

骨董品の買取りに積極的か、会話を通じて「査定を依頼した品」を買いたい、売って欲しい・・十分に伝わってくるか。その品が欲しければ業者は値段交渉に前向きになります。売却予定の品を欲しがってる業者と交渉する。

【刀専門の店に掛軸を売りに】

もう一つは貴方が査定依頼した品に対して専門分野であるか、そうではないかを見抜くことです。陶器が専門のところに刀剣を持ち込んで高額な買取りを期待すること自体無理な話です。

賢い売り方は、前にも述べたように店構えや店主の身なり、ホームページの豪華さ等は殆ど参考になりません。なるべくなら電話ではなく直接店に行き店主の説明を聞き、買う意欲が強く有るか、専門分野であるかを、感じ取ったら謙虚に値段交渉をする。
事前に相場など調べ「このお客さんはなかなか詳しいな」と感じさせることです。

骨董品にはホコリや汚れシミまた、部品の欠落等がよくみられます。
一般的には、ほこりを軽くはたく程度にし、手を加えてはいけません。余計に悪くする場合が多いです。
又、作品そのものに手を加えるのは絶対に禁物です。作者以外の人が作品に手を加えたらその時点でその作品は作者の作品ではなく、手を加えた貴方の作品になります。当然、評価は著しく落ちゼロ評価になる場合も有ります。

賢い売り方

骨董品、美術品の相談を頂く方の中で、「もう年だし今のうちに」と、話す方が実に多いです。 子供はいるが美術品や骨董品には一切興味がない。ならば、頭も体力も充実している今のうちに自分で整理しよう。また資産価値や保存法についてのお話もよく伺います。長い年月をかけ収集されたご本人は一つ一つの品に対して購入した時期や場所、また支払った金額などメモや日記など見なくてもはっきり覚えて居ります。そして、購入した動機やそのころの自分の仕事や家族、当時の生活が懐かしく思い浮かぶと言います。自分が好きで大金を払って求めた物ゆえに愛着が有り売却か又は美術館などに寄付するか、また将来の事は分からないが、そのまま家に置こうか。迷う所です。
また、投機の心算で買った骨董品が購入した時期によっては現在の相場とのギャップに愕然とし手放すのを躊躇する、しかし家族は「早く片付けてよ!」これも現実です。

骨董品・美術品の相談

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