白隠禅師の書画は250年もの昔から現在に至るまで長い年月に亘り寺院や
武家商人、土蔵や民家の仏間などに保管されていたわけで当然ながら、
虫食いやシミ、破れなどもよく見受けます。
また、未表装の作品も多くあります。一般的な作家の作品では
未表装(マクリ)の場合や、虫食い、シミ、破れなどは査定に大きく影響
する場合が多いですが白隠の作品は比較的影響は小さいです。
常字 朝念講中福貴延命
常念観世音菩薩
荒廃していた駿河国原宿の松蔭寺を立て直した白隠、生涯におびただしい数の禅画、
墨蹟を遺していますが、あまりにも立派なお方で有難い貴重な禅画墨蹟ゆえに
手放す方は少なく市場に出る機会も少ないです。
同じ静岡県の弊社でもお譲りいただく機会は少ない部類の書画になります。
「かさひの舟はおなもこぐ しらさぎの巣かけた森を目あてに」
「壽 ながひくと皆様おしゃる わしは左程にゃ思わぬに 」 「南無阿弥陀仏」
白隠禅師の書画は250年もの昔から現在に至るまで長い年月に亘り寺院や
武家商人、土蔵や民家の仏間などに保管されていたわけで当然ながら、
虫食いやシミ、破れなどもよく見受けます。
また、未表装の作品も多くあります。一般的な作家の作品では
未表装(マクリ)の場合や、虫食い、シミ、破れなどは査定に大きく影響
する場合が多いですが白隠の作品は比較的影響は小さいです。
『お富士さん』
「おふじさん 霞の小袖怒か志ゃんせ 雪乃はだへが見度うござんす」
白隠の禅画墨蹟ではほとんどの作品が高価での査定が期待できます。
それと、白隠禅師が示寂される前のいわゆる晩年の作品は特に尊ばれます。
当然、観賞を大きく妨げる様な破れや虫喰いなどは完品と比べるとそれなりに下がります。
白隠の作品をその場で即、鑑定出来る所は少なく、ましてや公的な鑑定機関などは存在しま
せん。過去数多くの鑑定経験の有る鑑定人の眼力にかかります。
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静岡県にゆかりの
白隠禅師、三島龍澤寺の山本玄峰老師の書
伊豆の長八(入江長八)の 塑像や平野富山 海野光弘・・・の木彫や版画を積極的に買入れしております。
また、徳川慶喜、南洲西郷隆盛や福澤諭吉、山本五十六、 鈴木大拙、西田幾多郎、久松真一などの書や書簡を特に求めております。