刺子

知り合の紹介で、市内で病院を経営する方から買取の依頼が有りました。
病院と同じ敷地にある三階建ての鉄筋の住宅??いやいや豪邸
不用品が増えたため片付けると言う事でした。

すでに中庭に、不用品?が山積みされていました。
本、雑誌、ソファー、衝立、贈答品、工芸の額、土産物の置物・・・。

家の人に聞いたら『不用品の回収屋さんに持って行ってもらう』 との事。
何かないかと探すと、掛軸3点、茶釜2点、油絵1点。
急いで車へ積み込み。

我が家なら、とても捨てきれないようなものが他にも色々。。。
流石お金持ちは違うな、と思わずにはいられません。

そして応接間に通して頂きました。
壁の中央には日本の超一流の画家の額が有りました。0千万はするだろう・・・

挨拶が終わり、奥様が2本の掛軸をテーブルの上に置きました。
早速拝見、
一本は書の好きな方なら、どなたでもご存知の江戸中期、荒廃した臨済宗を立て直した、立派なお坊さんの画賛
もう一本は、江戸初期の黄檗三筆の一人の書でした。
二点とも状態が良く一目で 『良い物』 と感じました。
思い切って提示した金額に『良いですよ』と、返事をいただきました。

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もう一点は、刺子。江戸期の物と思います。
朱色の刺繍が色あせてるのが残念ですが、全然傷みがなく、とっても状態が良いです。
貴重なお品を売って頂きまして有難う御座いました。

 



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