江戸名所図会 和本

江戸名所図会が入荷しました。

斎藤月岑により天保5年に前半を、天保7年に後半を全20冊で刊行されています。
長谷川雪旦による挿絵が実に多数あります。
雪旦の挿絵は鳥瞰図が殆どでとても分かり易いです。

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この江戸名所図会は、
斎藤月岑の祖父である斎藤長秋が企画し手掛けましたが未完のまま亡くなり
月岑の父である莞斎が後を継ぎ編集しましたが志半ばで亡くなりました。

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斎藤月岑は、祖父、父の意を継ぎました。
神社・仏閣、名所名跡などを実際に調べて記述し、江戸郊外や房総、相模等も追加し天保5年と7年の2回に分けて出版元である須原屋茂兵衛から、ついに刊行されました。

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斉藤父子三代が実に、三十年の年月をかけて作り上げた大作です。
当時の江戸の祭事や文化、生活、行事、風習等を手に取るように知る事が出来ます。
その価値は高く評価され第一級品の史料と言われております。

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