珊瑚・サンゴは昔から高価なものとして知られており、おもに、ネックレスや首飾り、念珠、置物など、さまざまな用途で用いられています。
19世紀に日本の土佐沖で白珊瑚が発見されました。次いで赤珊瑚、桃色珊瑚が発見されるに至り、日本が開国を決めると イタリアの珊瑚商人が自ら買い付けに土佐へ乗り込み、イタリアの人々は久方ぶりに輝くような赤や桃色の珊瑚を手に取れるようになりました。
しかし、日本でも密輸や乱獲が続き、中国の申し入れによって赤珊瑚、桃色珊瑚、白珊瑚の三種がワシントン条約の 「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」により、以後は輸出許可書または原産地証明書等が義務付けられています。
しかし、日本には多数の珊瑚や珊瑚作品がワシントン条約以前に存在し、装飾品として重宝されていたそうです。
珊瑚の原木や珊瑚の彫り物の工芸品、仏像、人形、帯留めや指輪、ネックレスなどで、現在異常な人気を博しています。
その中でも特に人気が高く、高値で取引をされているのが赤色(血色)珊瑚です。次いで桃色珊瑚となります。白色珊瑚に関しては人気が薄いようですが、 少しでも気になるようでしたらお問い合わせ頂ければと思います。
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